大好きな君へ
「おねーちゃんきもーい。ちょーにやけてる!!」
と、妹に言われる。妹は、中2。姉は、高3。姉とは、違う高校です。
「そうねーー美羽はいま青春してんのよねーー??」
「おねーちゃんもでしょ??彼氏いるじゃん。」
「なになに??やきもち??だったら、もういっちゃえば?」
「うっわーー何偉そうに!!」
「いいわね~仲がよくて。」
と母が言う。
「違うし。」
まあ、でも色々とおねーちゃんには相談してる・・・けど・・・。
「え?おねーちゃん好きな人いんの??」
と真子に言われた。
「そうそう。あんたも良い恋しなさーい!!」
「はーあ、真子も青春がしたーーい!!」
「そうねーー青春。懐かしいわーー!」
と語る母。来た!!!
母の話は特別に長く、一回聞くともう抜け出せないほどだ。
「あ、あたし。おなかいっぱい。ごちそうさまーー」
と、姉は棒読み。
「あたしもそろそろ。」
つられて。あたしも。
「真子も!おなかいっぱい!!!」