大好きな君へ
うそ・・・。
だって・・・。
「実はな、俺の好きな人には彼氏いてさ。あきらめてたときにお前に告白されて、ちょっと、うれしかったんだ。おまえと俺は友達って・・・思ってたけど、お前のこと好きになってたみたい・・・なんだ。」
「う・・・そ・・・。」
「だから、付き合ってください・・・。」
わたしは、いつのまにか頬に涙がつたっていた。
「え?・・・あ」
「ごめん。うれしくて・・・つい。一回振られたから自信なかったけど・・・言えてよかった!」
「そ・・・っか。」
「改めて、よろしくね。」
「おう。」
今日、初めて知った。それは、愁が‘シャイ’だということ。
でも、前のように楽しい日を送りたいな?
「じゃあ、今日からまた一緒に帰ろうぜ。」
「うん。呼び捨てね。変わんないけど前と。」
「そうだな。なんか実紅といると、やっぱおちつくな。」
「な・・・・なんだそれ。」
いや。訂正。愁はシャイでなく‘いじわる’なんだ。
だって、わたしをドキドキさせるんだもん!
この日からわたしと愁のラブラブな日が続くんだ!