大好きな君へ

「そういえばさ、そろそろ好きな人教えてよ!」

梅「え?あ・・・。うん。」

「ほんとに?だれだれ??」

梅「耳かして?」

そして、わたしは耳を梅ちゃんの方へ向ける。

「え・・・・・・?」

あ「おっはよう!」

あ「何してんの?」

あかねが来たことに気づかなかった。

「あ、あかね。おはよう!」

あ「どうしたの?」

「ううん。なんでもない。」

「梅ちゃん。さっきのことは、内緒ね。」

といった。

ちょうど、チャイムが鳴りHRが始まった。

なんとなく、今日は集中できない。

まだ、あのことで気になっている。

梅ちゃんの好きな人・・・それは・・・











「藤宮 怜くん・・・なんだ。」












この言葉が頭の中で回転し続けている。

梅ちゃんとこれからどう接していこうか・・・。

なんてことは考えもしなかった。

この言葉で、今は頭がいっぱい。

「はーぁ」

とため息をつい言ってしまった。
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