死神の花
「お前‥昨日の毒舌女!」
ドガッ
鈍い音と共に俺はしゃがみ込んだ。
この女‥‥俺の顔面に向けて回し蹴りしやがった!
しかも、笑えない位に痛い。
「失礼な事を言うからよ」
腕を組み、仁王立ちして俺を見下す風花は努気を含んだ声音で言ってきた。
事実を言っただけなんだが‥‥‥。
ドガッ
「回し蹴りするなぁぁあ!」
本日二度目の回し蹴りに対して、流石の俺もキレた。
だが‥
「失礼なことを思うからよ」
風花は俺が悪いと言いたいらしい。