あまちょこ!!
なんの気持ちでしょうか。
「ちょ…真朝…」
「「「「真朝ぁ!?」」」」
「あ、いやそのー…」
やばいやばい。
対処に困る、
真朝なんとかしてよー!
って隣にいないし…。
「って事で夜葉に手ーだすなよー」
と言って行こうとした真朝の腕を、すかさず掴んだ。
「…どした?」
…どした、だと…?
自分のしたことわかってんのかコイツは…
涼風夜葉、怒り度急上昇でございまーす。
「ちょっ、来て。」
「にゃんだよーっ」
ガチャッ
部室を出て人気のない屋上へ向かった。
「よーるはー?」
バンッ!!
重たいドアをおもいきりあけると同時に真朝を屋上へ連れ込んだ。
「夜葉ー?」
「何であんなおーきい声でいうのよ!…もー戻る顔がないじゃんよ!!」
「皆に認められた方がこの先ラクじゃーない?」
「はあ。別にお互い好きでもないのに…」
「…」
真朝が黙った。
苛立ちはつもるばかり。
「ちょっ聞いてんの?」
あれ?
凄い怒ったような顔してるのは気のせいでしょうか。怒りたいのは私なんですけど。
ムカつくからおもいっきり愚痴ってやろうと少し近づいたら腕をおもいきり引っ張られた。
「きゃっ」
そのまま壁に追い込まれて真朝の腕に挟まれた。