あまちょこ!!
5分くらいして真朝が走って帰ってきた。
教室がざわつく。
本当だ。
人気あるんだ…
あたし彼女なんて、
ちょっと優越感。
衆議院の優越
↓
涼風夜葉の優越
みたいな?笑
「よーるは!はい!」
と言って笑顔で渡してきたのは私の大好きの…
K社の「ミルクチョコ」…
「ぬぅあああああああ!!!」
私がいきなり大声を出したからかクラスが静まった。
「良かったじゃん、夜葉。」
「うん!うん!真朝ありがと!だい…」
っと危ない。
大好きっていうところだった…
ちゃんとした気持ちになるまでいわないんだ!
「…と、とにかく!ありがとう!」
「おう!たまたま家にあってよ。」
「そこのコンビニで買ってきたくせに。先輩ん家電車で10分以上かかるじゃないですか。中学一緒の私がいるのに強がってはいけません。」
「…え、あっ…はい、おっしゃる通りです。」
そんな会話には目にもくれずチョコあけようとする私。
そしてかぶりつく。
「おーいしい!」
「良かったな。」
…と言って私の頭を撫でる。
ドキ…
「あー夜葉、顔あかーい!」
「なっ違っ!」
やばい、バレてしまう…
と思って真朝をみたら…
うわ、気づいてない!
良かった…