あまちょこ!!
まぢですか!?
そっと唇が離れる。
「…いっ…」
どうした?とでもいうように口を吊り上げて笑った。
「いやぁぁぁぁぁ!!」
バシぃンッ
すごい音がして
おもわず先輩を叩いてしまった事に気づく。
「…ッてェ…」
頬をおさえながらこちらを睨んでくる…。
「…あ、あの先輩…大丈夫です…か……きゃッ」
ぐいっと腕を引っ張られ
床に押し倒された。
恐る恐る目をあけると
やはり…
先輩が上。
あたしが下。
という体制になっていた…
「あの、先輩…ど、どいていただければ…ありがたいのですが…」
「やだ。」
顔の横に先輩の両手があって逃げられない、
更に至近距離に顔があってどんどん顔が赤く染まっていく。
「涼風さぁ」
「は、はい…?」
先輩の強い眼差しについ視線をそらしてしまった。
「チョコみたいな甘い恋がしたいんだろ?」
「え…あの、聞いてたん…ですか?」
「おう。つか俺いるの気付かなかった?」
「全然…」
居たんだ…ってかんじ。
「あの…だからなんなんですか…」
「もう言うの3回目なんですけど…。」
まぁいい。と言いながら私をあたしを起こす。
「もう一度言う。
俺がお前にチョコみたいな甘い恋を教えてやるよ。」
…
どう意味だ?