16才の初恋
僕と未亜チャンの二人になり、少し静まる。





「未亜チャンも今日仕事でしょ?ショップまで送るから行こ」





『………』




だか、未亜チャンの応答がない。
未亜チャンは下を向いているみたい





『ほらっ♪』





僕は未亜チャンの手を握った。


だか、




『…っやめてっ!』





未亜チャンによって振りほどかれてしまった。




……なんで?いきなり?
どうかした?僕なんかした?






『だいたい、軽い気持ちであたしと付き合おうなんて思って告白なんかしないでよ。それに学校来てもらうなんて迷惑なのっ。やめて!………さようなら』







そう言って未亜チャンは走って行ってしまった。





僕はただ呆然と立ち尽くしていた。







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