16才の初恋




あれから一ヶ月。


僕は未亜チャンのショップだって行かなかったし、学校だっていってない。





迷惑しちゃうから。







『おい大丈夫かよ?最近ずーっと放心状態だぜ?』






「はぁぁっ。」




『未練タラタラだなっ。ったく』





「恋なんて、しなきゃよかったかもな。」





『んなつまんない人生俺は送れないけどな。俺は』






「付き合いたかったなぁ。」



未亜チャンは何してるんだろう。





『おいおい、超かわいい子が校門の前にいますけど?未練タラタラ君?』







ええっ?もしかして、未亜チャン?なんて。





あっ。未亜チャンだ。






僕はすぐ教室を抜け出し、階段を全力で掛け降りて校門へと走った。





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