青空 -そら- への手紙 ~私の愛する人へ~
十七才

夏 口付け

高成さんと付き合って、一年以上が過ぎた。


私も絵理子も相変わらずだった。


もちろん私と高成さん、絵理子と早川さんも相変わらずだった。


そんなある日、心待ちにしていた日が来た。
そう、好きな人が来る。


それが、私達の恋に残酷なものだとは知らず――……。
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