青空 -そら- への手紙 ~私の愛する人へ~
泣きそうだ、私。
嫌です、高成さん。聞きたくないよ。
でも、早く言ってほしいよ。
「……っ。華、奈子。
お、れ。俺っ。
……特攻隊に選ばれた。
とても名誉な事だと思ってる。
けど……。けどっ。
……………駄目、だな。
この先は、言えない。
…………………。
だから俺、行くよ。
知覧に。」
頭が、真っ白になった。
確かに、御国の為。
とても名誉な事です。
でも、でもっ。
嫌です、高成さん。聞きたくないよ。
でも、早く言ってほしいよ。
「……っ。華、奈子。
お、れ。俺っ。
……特攻隊に選ばれた。
とても名誉な事だと思ってる。
けど……。けどっ。
……………駄目、だな。
この先は、言えない。
…………………。
だから俺、行くよ。
知覧に。」
頭が、真っ白になった。
確かに、御国の為。
とても名誉な事です。
でも、でもっ。