青空 -そら- への手紙 ~私の愛する人へ~
そこは、いつだったか高成さんに連れてきてもらった河岸だった。


相変わらず河はキラキラと光っていて。


あまりにもきれいで。


きれい過ぎて、私は泣いていた。


「あ、っはは。なっ、んで、此処に。

来ちゃうよぉ!!」


もう嫌だ。
高成さんを好きでいるのは。
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