青空 -そら- への手紙 ~私の愛する人へ~
あまり時間を取れるはずがなかったので、


本当にほんの少し歩いただけだった。


――――――――――


万歳万歳


皆が一斉になってそう言う。


でも私には言えるわけなかった。


「じゃあ、いってきます。」


ズキン


「はい。御達者で。」
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