PsychoCabala〜第7の男〜
リカは慌てて部室のドアを開けた。
すぐさま、部室の中から放たれる異臭に気付き鼻を押さえると
勢い良く窓を開けた。
「先輩!!」
リカは大声で佳代の事を呼んだ、
だが室から佳代の姿はみつからなかった。
リカは急いで辺りを見渡し、佳代の痕跡を追った。
床には佳代のボールペンと何かの書類が落ちていた。
その横に微かだが
何か染みの様な赤いものがある。
「血!?」
動転したリカは
自分の携帯を片手にすぐさま部室を飛び出した。