PsychoCabala〜第7の男〜
「『まだ早い』ですよ。

水谷さん。」



その言葉を最後に帯斗は
子供の様に笑いながら
公園から立ち去って行った。



残された水谷の背には
大量の汗が溢れ出し、
方針状態と化していた。



「くっ!何なんだ。


何なんだ!あいつ!」



予想もしない形で二人の駆け引きは幕を閉じ、


そしてこの日を境に
水谷はしばらく姿を消したのである。



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