PsychoCabala〜第7の男〜
「センパーイ!センパーイ!」



帯斗はそのままの
姿勢で声のする方を見た。



大勢の観客の中に
場違いな登りを見つける。



『柳沼テコンドー部』



そう書かれている登りを広げていたのは、
ヤスと次郎だった。




「おっ。あいつ等」



「ぶっ飛ばせー!帯斗ぉー!」



ヤス次郎の隣で
リカがこう叫んだ。



その隣でリカの
掛け声に
恥ずかしそうにしている
アキと霧子の姿もある。



あいつ等、
合宿行かずに何やってんだ?

『ぶっ飛ばせって・・・』
格闘技じゃないっつーの。



「・・まったく
めんどくせーな。」



そう呟くと
帯斗は前を向き



又ニッコリと笑った。



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