PsychoCabala〜第7の男〜
リカは急いで二人をテコンドー部の受け付けへ連れて行くと
「ここで、入部希望書にサインしてね。
あと、2、3アンケートにも答えて。
じゃ!」
と、それだけ言って足早に持ち場へと戻って行った。
新入生二人は立ち去るリカに頬を赤くそめ、
しばらくボーとリカの後ろ姿を眺めていた。
だが、そんな幸せな時間はすぐに消え、
二人は本日最大の不幸が訪れるのをまだ知らなかった。
まず一人の新入生が前を向き固まった。
それに気付いたもう一人の新入生が同じく前を向き、固まる。
固まる二人の理由。
それは、椅子にふんぞり帰り、
机の上に足を乗せ、
明らかに『新人を歓迎していない』オーラの村上帯斗が二人を睨んでいたからだった。
「ここで、入部希望書にサインしてね。
あと、2、3アンケートにも答えて。
じゃ!」
と、それだけ言って足早に持ち場へと戻って行った。
新入生二人は立ち去るリカに頬を赤くそめ、
しばらくボーとリカの後ろ姿を眺めていた。
だが、そんな幸せな時間はすぐに消え、
二人は本日最大の不幸が訪れるのをまだ知らなかった。
まず一人の新入生が前を向き固まった。
それに気付いたもう一人の新入生が同じく前を向き、固まる。
固まる二人の理由。
それは、椅子にふんぞり帰り、
机の上に足を乗せ、
明らかに『新人を歓迎していない』オーラの村上帯斗が二人を睨んでいたからだった。