PsychoCabala〜第7の男〜
イナッチはズボンのポケットに両手を入れていた。
口先には
大きな風船ガムを作り、余裕の表情。
そして右側からクラブハウスの裏側へとゆっくり入って行く。
星野は左側に立ち、
相変わらず何もしないまま本を読み、
隙間の入り口に立っていた。
イナッチは
ゆっくりと途中まで進み、
そこで一旦止まり
その場にしゃがみ込んだ。
その後、何かを見付けたらしく
地面に手を伸ばすと
指でそれに触れた。
イナッチが指で触れた物とは、
地面に付着していた
無色透明な液状の物だった。
それを確認した後
イナッチは立ち上り
星野のいる方向に目を向けた。
目が合う二人。
イナッチは右手の人差し指と中指を立て
自分の額に押しあてたかと思うと
こう唱え出した。
「天照大御神ノ名元ニ我アラワル
邪心ニ囚ワレタ者ヲ清ラカナ大地ヘト鎮メン。」
そして目を開らき
自分の真上へと手を大きく振り上げた。
振り上げ指差した所に居たの物とは・・・・
鋭い爪で
コンクリートに指を食い込まし、逆さまの状態で獣の様に
二階部分に張り付いていた
『紙敷き』だった。
口先には
大きな風船ガムを作り、余裕の表情。
そして右側からクラブハウスの裏側へとゆっくり入って行く。
星野は左側に立ち、
相変わらず何もしないまま本を読み、
隙間の入り口に立っていた。
イナッチは
ゆっくりと途中まで進み、
そこで一旦止まり
その場にしゃがみ込んだ。
その後、何かを見付けたらしく
地面に手を伸ばすと
指でそれに触れた。
イナッチが指で触れた物とは、
地面に付着していた
無色透明な液状の物だった。
それを確認した後
イナッチは立ち上り
星野のいる方向に目を向けた。
目が合う二人。
イナッチは右手の人差し指と中指を立て
自分の額に押しあてたかと思うと
こう唱え出した。
「天照大御神ノ名元ニ我アラワル
邪心ニ囚ワレタ者ヲ清ラカナ大地ヘト鎮メン。」
そして目を開らき
自分の真上へと手を大きく振り上げた。
振り上げ指差した所に居たの物とは・・・・
鋭い爪で
コンクリートに指を食い込まし、逆さまの状態で獣の様に
二階部分に張り付いていた
『紙敷き』だった。