PsychoCabala〜第7の男〜
トラブルメーカー
あー。春ってなんでこんなに眠いんだろう・・・
「最近、俺は寝ている時の自分が本当の自分で、
起きている時の自分は神様が修行しろって言ってんじゃないかと思う時がある。」
「ねー帯斗!聞いてよぉ!」
4月も半ば、暖かい日差しの中で耳元に聞こえる叫び声。
その時、帯斗は教室の窓際で定番のように眠りに付いていた。
荒俣リカは、昼休みで皆がざわつく中、必死に帯斗の体を揺すっていた。
「ねー帯斗って!起きて!」
リカの校内中響き渡る声に帯斗は仕方なく起き
「あー。今、憧れのアキちゃんといい事してる夢を見ていたのに・・」
と呟いた。
そして机に作ったヨダレの池を尻目に、片方の目だけを開け上を見上げた。
勢いに任せたリカは帯斗のアキと言う言葉に過剰反応を起こし冷静にしゃべりだした。
「・・・アキってなによー。
アキも確かにすごいけど・・
あたしだってけっこう胸・・・
あるんだからね!」
「・・・胸が?・・・」
つかさず入る帯斗のツッコミ。
リカは自分で訳の分からない事を言ってしまったと思った直後、
帯斗の視線が自分の胸に集中している事に気付き、赤面した。
そしてすぐに帯斗の頭を「ヨダレの池」におもっいきり押し込んだ。
「えー。。巨乳のリカちゃん。何かご用でしょうか?」
帯斗は無愛想に答えた。
リカは、最近同じバイトで仲良くなった佐和田霧子の事を話した。
いつしか帯斗はここ、宗教法人柳沼高校の生徒相談役になり
(みんなが勝手に寄ってくるだけだか)
それは、ある事件がきっかけになっているのである。
帯斗自身はあまりそれを望んでおらず、いつも校舎内に建つカトリック教会の祭壇に向かい
「おお、神よ。我は普通の人間であれ。」
と、祈りを捧げていた。
「最近、俺は寝ている時の自分が本当の自分で、
起きている時の自分は神様が修行しろって言ってんじゃないかと思う時がある。」
「ねー帯斗!聞いてよぉ!」
4月も半ば、暖かい日差しの中で耳元に聞こえる叫び声。
その時、帯斗は教室の窓際で定番のように眠りに付いていた。
荒俣リカは、昼休みで皆がざわつく中、必死に帯斗の体を揺すっていた。
「ねー帯斗って!起きて!」
リカの校内中響き渡る声に帯斗は仕方なく起き
「あー。今、憧れのアキちゃんといい事してる夢を見ていたのに・・」
と呟いた。
そして机に作ったヨダレの池を尻目に、片方の目だけを開け上を見上げた。
勢いに任せたリカは帯斗のアキと言う言葉に過剰反応を起こし冷静にしゃべりだした。
「・・・アキってなによー。
アキも確かにすごいけど・・
あたしだってけっこう胸・・・
あるんだからね!」
「・・・胸が?・・・」
つかさず入る帯斗のツッコミ。
リカは自分で訳の分からない事を言ってしまったと思った直後、
帯斗の視線が自分の胸に集中している事に気付き、赤面した。
そしてすぐに帯斗の頭を「ヨダレの池」におもっいきり押し込んだ。
「えー。。巨乳のリカちゃん。何かご用でしょうか?」
帯斗は無愛想に答えた。
リカは、最近同じバイトで仲良くなった佐和田霧子の事を話した。
いつしか帯斗はここ、宗教法人柳沼高校の生徒相談役になり
(みんなが勝手に寄ってくるだけだか)
それは、ある事件がきっかけになっているのである。
帯斗自身はあまりそれを望んでおらず、いつも校舎内に建つカトリック教会の祭壇に向かい
「おお、神よ。我は普通の人間であれ。」
と、祈りを捧げていた。