PsychoCabala〜第7の男〜
リカは怒りに震えた。
「大事な新人に・何をさせているのか・な・!!」
我を忘れたリカは、
帯斗の言い訳も聞かず、
右足を後ろに引き、腰を落とし『上段回し蹴り』の構えをとった。
やば。まじで、切れてる。
これを見て、慌てて帯斗も防御の構えをとったが
帯斗の後ろには壁が有り、後ろへ避けるのは不可能だった。
『この距離からのリカの蹴りは正直かわせん。』
リカは全国大会進出をほとんどこの『蹴り』で決めてきている。
そうとうの使い手でも、
まず最速で振り上がったリカの右上段は食らうだろう。
「こりゃ、食らっとくか。」
帯斗は諦めて、苦笑いをした。
その時。突然、帯斗の携帯が鳴った。
「・・・!?」
鳴ったと言っても性格には音は出ていない。
訓練された者しか聞こえない特殊な高周波音。
帯斗はこの特殊な携帯をもたされるのが嫌だったが
この着信音だけには体が勝手に反応してしまう癖が付いている。
自分の意思とは関係なく、リカの振り上げる足を見る目が鋭いものになっていた。
「大事な新人に・何をさせているのか・な・!!」
我を忘れたリカは、
帯斗の言い訳も聞かず、
右足を後ろに引き、腰を落とし『上段回し蹴り』の構えをとった。
やば。まじで、切れてる。
これを見て、慌てて帯斗も防御の構えをとったが
帯斗の後ろには壁が有り、後ろへ避けるのは不可能だった。
『この距離からのリカの蹴りは正直かわせん。』
リカは全国大会進出をほとんどこの『蹴り』で決めてきている。
そうとうの使い手でも、
まず最速で振り上がったリカの右上段は食らうだろう。
「こりゃ、食らっとくか。」
帯斗は諦めて、苦笑いをした。
その時。突然、帯斗の携帯が鳴った。
「・・・!?」
鳴ったと言っても性格には音は出ていない。
訓練された者しか聞こえない特殊な高周波音。
帯斗はこの特殊な携帯をもたされるのが嫌だったが
この着信音だけには体が勝手に反応してしまう癖が付いている。
自分の意思とは関係なく、リカの振り上げる足を見る目が鋭いものになっていた。