PsychoCabala〜第7の男〜
裏切りの時。
「へ。着いて来いってか。」
イナッチはそう呟くと祭壇の上へと飛び上がった。
そして冷ややかな目付きで
彼女の下って行った階段を
ゆっくりと降り始めた。
階段の中には何も無かった。
ただ切り出した石が積まれており
奥深く下へ続いている様子だった。
「前が暗くて見えねーよ。」
細める視線の先にもはや彼女の姿は無い。
人がやっと一人通れる程の階段は
冷たく湿っており、下からゆっくりと
冷気が吹き出していた。
イナッチは思った。
あの誘いは罠か。
それとも・・・
やがて視界の先に薄暗い灯りが入り込んだ。
まあいい、取り敢えず
来いって言うなら行ってやるさ。
その瞬間イナッチの顔は
不敵に笑っていた。
イナッチはそう呟くと祭壇の上へと飛び上がった。
そして冷ややかな目付きで
彼女の下って行った階段を
ゆっくりと降り始めた。
階段の中には何も無かった。
ただ切り出した石が積まれており
奥深く下へ続いている様子だった。
「前が暗くて見えねーよ。」
細める視線の先にもはや彼女の姿は無い。
人がやっと一人通れる程の階段は
冷たく湿っており、下からゆっくりと
冷気が吹き出していた。
イナッチは思った。
あの誘いは罠か。
それとも・・・
やがて視界の先に薄暗い灯りが入り込んだ。
まあいい、取り敢えず
来いって言うなら行ってやるさ。
その瞬間イナッチの顔は
不敵に笑っていた。