PsychoCabala〜第7の男〜
階段を降り終えると

目の前には、錆び付いた鉄の扉と
本来、施錠してあったであろうはずの
床に落ちた、太い鎖があるだけだった。



最近、開けられたな。



落とされた鎖を見て
中に彼女が居る事をイナッチは確信した。



そして、制服のズボンに手を入れたまま扉に近付き



思い切り蹴飛ばした。



「何が出るかなっと!」



「ガンッ!」



イナッチの蹴りに
ドアは勢い良く開いた。



「何だ!これ。」



ドアの向こう側の光景は
イナッチを驚かせた。



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