PsychoCabala〜第7の男〜
しかし、
リカの足先は帯斗のアゴまですでに来ていた。
「あったれぇー!」
このタイミング。
リカは直撃を確信した。
一瞬だった。
『ブォン!』
足は凄いスピードで『空』を切っていた。
・・??!・・
ヒットした感覚も無く、
リカはそのまま後ろ向きになり、
勢いで尻餅を着いた。
帯斗に対して真後ろを向いてしまったリカは、
その視線の先に居るはずも無い人物を見つけた。
その場にいた野次馬たちも静かになり、
リカが見ている方向に全員が振り返った。
「はい?だから、昼間は学校だから電話しないで下さいって!
イナッチさん?!
えっ?」
先程まで目の前に居た帯斗が、
野次馬の群れの先で電話をしながら何事も無かった様に歩いている。
全員がキツネにつままれた様に呆然となり
ひょうひょうと『さって行く帯斗』を眺めていた。
全員が呆気にとられている中、
帯斗は笑顔で振り返り
「あっ!パンチラありがとー!
今日は白ね。」
と言って手を振ったかと思うと、
足早に逃げ去ってしまった。
リカの足先は帯斗のアゴまですでに来ていた。
「あったれぇー!」
このタイミング。
リカは直撃を確信した。
一瞬だった。
『ブォン!』
足は凄いスピードで『空』を切っていた。
・・??!・・
ヒットした感覚も無く、
リカはそのまま後ろ向きになり、
勢いで尻餅を着いた。
帯斗に対して真後ろを向いてしまったリカは、
その視線の先に居るはずも無い人物を見つけた。
その場にいた野次馬たちも静かになり、
リカが見ている方向に全員が振り返った。
「はい?だから、昼間は学校だから電話しないで下さいって!
イナッチさん?!
えっ?」
先程まで目の前に居た帯斗が、
野次馬の群れの先で電話をしながら何事も無かった様に歩いている。
全員がキツネにつままれた様に呆然となり
ひょうひょうと『さって行く帯斗』を眺めていた。
全員が呆気にとられている中、
帯斗は笑顔で振り返り
「あっ!パンチラありがとー!
今日は白ね。」
と言って手を振ったかと思うと、
足早に逃げ去ってしまった。