PsychoCabala〜第7の男〜
「理由かい?


理由なんて物は特に無いよ。


人は『そう出来る力』を持てば
必ず使う。


人間は
そう言う生き物だろ?


この力はコムを与えられた者の中でも
特種なんだよ。


誰にも真似できない


僕にしかね。


だから、使うのさ。」



その言葉に
イナッチは叫んだ。



「今まで俺の事も騙していたのか!」



「・・・。


君は、凄いよ。


僕にも召喚出来なかった
神器を使った。


正直悔しかった。


僕みたいに
力を知り尽くした者で無く
出来の悪い君を神が選んだ事に。


だから、
僕は目標を変えたんだ。


この力を使って裏から世界を操るってね。」



「ばかな!何を言ってやがる!
目を覚ませ!星野!」



イナッチの叫びが部屋中に響き渡った。



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