PsychoCabala〜第7の男〜
佳代は神宮寺エミと名乗る医師に付いて
人気の無い長い廊下をひたすら歩いていた。



このエミって人。
何処かであった気がする。



佳代は歩きながらそんな事を思っていた。



神宮寺エミの導きで
臼暗い電気の付いた
暗い部屋の前にたどり着いた。



佳代はその部屋の上にあるプレートを見て
慌てふためいた。



「あのー。ここって?!

私は事故の遭遇者に話を聞きたいだけなんですけど・・・。」



その言葉に女医は冷静な言葉で言い返した。



「ええ。だから連れてきたわよ。

あの事故に遭遇した、
全ての人達が眠る。


『霊安室に』。」



その瞬間、佳代の震えは止まらなかった。


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