PsychoCabala〜第7の男〜
10分程車を走らせた所で
急に佳代が又不安そうな表情を見せた。



まだ、会ったばっかだし。
心を完全には開かないか。


エミは心の中でそう呟いた。



「どうしたの?」



エミの優しい問いかけに
佳代は下を向いて答えた。


「もう一ついいですか?

私の開花した『能力』はどうして皆さんご存知なんです?

あの病院に私がたどり着く事は予想出来ても、

私の能力の事までは分からないはず。

なのにエミさんは病院の時点で『全てを知っていた。』

それは何故ですか?」



やはり、この子。
感がいいわね。



エミはその問いにニッコリ笑い。
軽く答えた。



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