PsychoCabala〜第7の男〜
「いい。よく聞いて。


あなたの『開花』するはずの能力。

これは、ギリギリまで私達にも分からなかった。


それは『奴等』も同じ事。


あなたの『能力』が今後の展開を大きく左右する事をよく覚えておいて。


先を見る事の出来る
『予知能力』を持ったあなたを私達が先に確保した。

しかし奴等はまだ、あなたを諦めてはいない。


それは多分、
あなたしか出来ない大きな仕事を
能力を持ったあなたにさせる為。


だからあなたの能力開花と共に身柄確保が最優先だったの。


あなたを守る為に
今回私達教団は、多くの人材を動かしたわ。


実は今日も一人、
私達の仲間にあなたは会っているのよ。」



「えっ?」



「よーく思い出して。

私以外にあなたは既に
『能力』の話をしている。

解るかしら、


『佳代ちゃん。』」



!!!!



その『佳代ちゃん。』と言う言葉に
佳代は叫んだ。



「警視庁捜査一課!!」



それにエミは笑って答えた。



「正解!!」


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