PsychoCabala〜第7の男〜
「その子は、今『PC』の
オフィシャルナンバー持ち十人の中に選ばれている

第九番目の男としてね・・・。」



そこでやっと佳代が口を開いた。



「それって・・・。」



その言葉と同時に夏生は窓を空けた。



外は夏の暑さもおさまりかけた秋の風が漂っていた。



「ああ。僕の事さ。」



夏生の寂しげな笑顔の間を通り
室内に爽やかな風が舞い込む。



ゆっくりと風に髪を靡かせ佳代は言った。



「オフィシャルナンバーって。

あの刀を持って闘ってくれた人も、そうなの?」



「彼は、鉄心さん。
第十番目『討』の男・・・。



それに、
君の良く知っている子もナンバーの中に居るよ。」



「もしかして、その子。」


「ああ。『村上帯斗』さ。

帯斗は、今の代表『稲熊大地』が連れてきた子。

そして、PCの中でも一番辛いポジションを任せられてる。

『第七番目』の男さ。

七番目に選ばれる資質、それは


『闘』。


すなわち、
『一番戦闘能力に長けている』男の称号さ。」


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