PsychoCabala〜第7の男〜
黒き教団本部。



そこは、天皇家の住む
『皇居』の地下深くに在った。



地下3百メートル。
有事の際、
天皇家脱出用に、大戦中掘れた百五十からなる通路。

その中心にPC本部はあった。



本部内の会議室。



その会議室にある円卓に
六人のオフィシャルナンバーが集まっていた。



No.1、稲熊大地。
ミドルネーム『イナッチ』


No.2、春宮南。
ミドルネーム『ハル』


No.3、如月孔命。
ミドルネーム『孔命』


No.6、三嶋龍男。
ミドルネーム『ドラゴン』


No.9、夏生正太。
ミドルネーム『正太』


No.10、葛城鉄心。
ミドルネーム『鉄心』



この6人が静寂の中、
会議室の中で向き合っていた。



最初に声を上げたのは最高責任者のイナッチだった。


イナッチは全員を見渡し、厳しい表情で話出した。



「皆、忙しい中すまない。

先日、『帯斗』が襲われた件は既に知っているな。」


イナッチの言葉に全員が頷いた。


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