PsychoCabala〜第7の男〜
その話の後、正太は安心したのか、早速任務に取り掛かる様部屋を出ていった。
正太が部屋を出て行くのを見て
イナッチがおもむろにドラゴンの方に振り替えった。
そのイナッチの雰囲気は今までとは違い、
吸っていた煙草を灰皿でそっともみ消し話し出した。
「『龍男さん。』
これからの展開は俺にも正直、読めません。
多分、樹海は戦場となり、ひどく荒れると思います。
正直、作戦らしい作戦なんて、今の所見当たりません。
全ては杉原佳代の能力に期待するだけです。
奴等も当然、杉原が見付け出すオーパーツを狙い
樹海に入って来るでしょう。
・・・龍男さん。
杉原佳代の命。必ず守ってやって下さい。」
イナッチは今のオフィシャルナンバーの中で、
唯一先輩のドラゴンに敬語で話しかけた。
そんなイナッチに
ドラゴンはきつい眼差しで言い返した。
「イナッチ。
お前は、今やPCの代表だろ。
そんな弱気なお前を、他の奴等が見たらどう思う。
エースからお前の代になって18年。
お前の作戦で死んでいった奴等も
お前にかけて命を落として行ったんだ。
お前がビシッとしねーでどーするよ。」
そう言うとドラゴンは出口の方へ振り向き、
厚いシルバーに光るドアへと歩き出した。
「イナッチよ、心配するな。
エースの頃はもっとキツかったぜ。
奴等には何も渡せねーよ。
オーパーツも、
杉原佳代もな・・・。」
その言葉を最後に、ドラゴンは部屋を後にした。
正太が部屋を出て行くのを見て
イナッチがおもむろにドラゴンの方に振り替えった。
そのイナッチの雰囲気は今までとは違い、
吸っていた煙草を灰皿でそっともみ消し話し出した。
「『龍男さん。』
これからの展開は俺にも正直、読めません。
多分、樹海は戦場となり、ひどく荒れると思います。
正直、作戦らしい作戦なんて、今の所見当たりません。
全ては杉原佳代の能力に期待するだけです。
奴等も当然、杉原が見付け出すオーパーツを狙い
樹海に入って来るでしょう。
・・・龍男さん。
杉原佳代の命。必ず守ってやって下さい。」
イナッチは今のオフィシャルナンバーの中で、
唯一先輩のドラゴンに敬語で話しかけた。
そんなイナッチに
ドラゴンはきつい眼差しで言い返した。
「イナッチ。
お前は、今やPCの代表だろ。
そんな弱気なお前を、他の奴等が見たらどう思う。
エースからお前の代になって18年。
お前の作戦で死んでいった奴等も
お前にかけて命を落として行ったんだ。
お前がビシッとしねーでどーするよ。」
そう言うとドラゴンは出口の方へ振り向き、
厚いシルバーに光るドアへと歩き出した。
「イナッチよ、心配するな。
エースの頃はもっとキツかったぜ。
奴等には何も渡せねーよ。
オーパーツも、
杉原佳代もな・・・。」
その言葉を最後に、ドラゴンは部屋を後にした。