PsychoCabala〜第7の男〜
施設を後にした六人はヘリへと戻った。
「ここからは、歩く。
各自装備しろ。
佳代には白石、杉下、お前等二人がサポートに着け。」
「はい!」
オブサーバーの二人、
白石と杉下はドラゴンの命令に銃のカートリッジを引き上げた。
ハルはヘリからリック型の電子機材を取りだし、背負った。
「ここから暫く、無線状況が悪くなります。
今の内に本部に連絡します。」
佳代は先程の惨劇を目の当たりにして以来、さすがに元気が無かった。
「いくぞ。」
ドラゴンがまず樹海へと入って行く。
佳代も虚ろな目で白石と杉下に支えられ
樹海の中へと入って行った。
日も暮れ薄暗くなる頃、切り立った溶岩の上を
飛び越える様に進む六人の姿があった。
「・・・しかし、そのオーパーツとやら、一体どこにある。
闇雲に動いても良知が空かんぞ。」
大業物日本刀『朱菊』を背中にまとった鉄心が言う。
「僕、正直苦手なんですよね。
こう言うサバイバルチックなの。
ほとんど平地は無いし、路面はコケで滑るし。
僕が選ばれたのって
ひょっとしてイナッチさんの人選ミスですかね?」
弱音を吐くハルに
ドラゴンは嫌みっぽく言い放った。
「バカヤロウ。
お前等みたいなインテリ専門はだからダメなんだ。
こんな悪路ですぐ泣き入んじゃねー。
自衛隊第一空挺団上がりの
白石と杉下の方が、
樹海じゃよっぽど使えるじゃねーか。
イナッチがこの『サバイバル』にお前を入れたのには
ちゃんと意味があんだよ。」
ドラゴンの嫌みに
ハルは岩山を飛び越えながら舌を出し言った。
「ドラゴンさんと一緒にしないで下さいよ。
僕は都会派なんですから。」
その愚痴っぽい言い方も
ドラゴンには解らないでも無かった。
「ここからは、歩く。
各自装備しろ。
佳代には白石、杉下、お前等二人がサポートに着け。」
「はい!」
オブサーバーの二人、
白石と杉下はドラゴンの命令に銃のカートリッジを引き上げた。
ハルはヘリからリック型の電子機材を取りだし、背負った。
「ここから暫く、無線状況が悪くなります。
今の内に本部に連絡します。」
佳代は先程の惨劇を目の当たりにして以来、さすがに元気が無かった。
「いくぞ。」
ドラゴンがまず樹海へと入って行く。
佳代も虚ろな目で白石と杉下に支えられ
樹海の中へと入って行った。
日も暮れ薄暗くなる頃、切り立った溶岩の上を
飛び越える様に進む六人の姿があった。
「・・・しかし、そのオーパーツとやら、一体どこにある。
闇雲に動いても良知が空かんぞ。」
大業物日本刀『朱菊』を背中にまとった鉄心が言う。
「僕、正直苦手なんですよね。
こう言うサバイバルチックなの。
ほとんど平地は無いし、路面はコケで滑るし。
僕が選ばれたのって
ひょっとしてイナッチさんの人選ミスですかね?」
弱音を吐くハルに
ドラゴンは嫌みっぽく言い放った。
「バカヤロウ。
お前等みたいなインテリ専門はだからダメなんだ。
こんな悪路ですぐ泣き入んじゃねー。
自衛隊第一空挺団上がりの
白石と杉下の方が、
樹海じゃよっぽど使えるじゃねーか。
イナッチがこの『サバイバル』にお前を入れたのには
ちゃんと意味があんだよ。」
ドラゴンの嫌みに
ハルは岩山を飛び越えながら舌を出し言った。
「ドラゴンさんと一緒にしないで下さいよ。
僕は都会派なんですから。」
その愚痴っぽい言い方も
ドラゴンには解らないでも無かった。