PsychoCabala〜第7の男〜

サイコ・カバラ

東京警視庁本部。



警視庁副長官室。



「水谷。
柳沼周辺の事件、どうなってる。」



警視庁公安部の副長官、
有田は
自分の部下である
水谷管理官を部屋に呼び出していた。



「はい。内密に捜査はしておりますが、
一行に手がかりが掴めません。」



「『警察庁』の方でも、動いてるんだ、
早急に手をうたんといかん。」



「確かに今回の事件に関して、
マスコミも徐々に嗅ぎ付けて来ています。

今年の2月から今月まで、すでに起こった3件の殺人事件。
さらに被害がでると予想されます。」



「わかっている。
だから君を呼んだんだ。
路地裏の刺殺事件以外は、自殺か他殺かもわからん。


早いとこ解決しなければ。」



柳沼学園周辺では、
公開されている1件(霧子の事件)の他に、
新たに2件の死亡事件が
内密に報告されていた。




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