PsychoCabala〜第7の男〜
「それが・・・何か?」



その後、
突然鋭い目付きに変わった有田は水谷にこう言い放った。



「この事件。
『宮内庁』が出てくるかもしれんぞ。」



そう言うと、
火を着けたばかりの煙草を灰皿に強く押し付けた。



その言葉に水谷は驚いた。



「・・・くっ宮内庁?
なぜ!殺人事件に
天皇家御用達の宮内庁が?


あり得ませんよぉ。
そんな事!!」



さすがにそれは無い。
そう言い返す水谷に有田は冷静に話だした。



「理由は無い。
ただ、俺が知っているヤマと同じだとしたら、
必ず出てくる。」


しばらくの沈黙の後、
有田が又話だした。



「水谷。

お前、

『PC』

ってのを探って見ろ。」


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