PsychoCabala〜第7の男〜
水谷は有田の言わんとする事を悟った。

そして黙って部屋を出ようとした。



「君の宮内庁の友人。」



最後に有田は水谷に話しかけた。



「この情報をくれたのは
君の友人と言ったなぁ。」



水谷は振り返った。



「はい。」



「そうか。・・・君には

いい友人がいるな。」



そしてそのまま、
窓の外を眺めた。



その言葉を聞いて、水谷は有田のかつての友人の話を思い出した。


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