PsychoCabala〜第7の男〜
帯人の言葉に何かを感じ取った男は、

ニヤリと笑い。



「君は、楽しい子だねぇ。

『最近入った子』
がどんな子か。

気になってたんで、見に来たのですが。



・・いいね。君。



気に入ったから、又来ますよ。


近い内に。


その時、

・・・君のその舌を出した
可愛い顔が
又見れるといいのですが。」



男は余裕の表情で
帯人に背を向けた。



過ぎ去ろとする男達に
帯斗が叫んだ。



「おい!まてよ。


こんなチンケな宣戦布告で、だんまりかよ。


紳士ぶるなら、最後までマナーを守ってきな。」



男は振り返った。



「・・・これは、失礼しました。


せめて、名前だけでも名乗りましょう。



私の名前は、『兜』。


こっちは、『一琵』と言ってプロの殺し屋です。



そして

我々の組織名・・・



『ダークマター』。



ちゃんと宣戦布告しましたよ。
・・・村上帯斗。・・・

いや。


『PC NO,7』。」



そして兜の言葉が消えると同時に、
二人の姿も雨の中へと
消えて行った。

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