PsychoCabala〜第7の男〜
ある、港の倉庫。
そこは、長い間使われてない場所。
傷んだ屋根からは月明かりが差し込んでいた。
射し込む光に照らされた二人の男。
帯斗を襲撃した二人の男はそこにいた。
「村上帯斗!
奴は俺にやらせてくれ。」
背の低い方の男、
一琵は息を荒立てて、
もう一人の男、兜に叫んでいた。
「ハハ。君は彼が憎いようだね。
・・でも、ダメだよ。
僕達には、他にもやらなくてはならない事が沢山ある。
いいかい。
『依頼人』を裏切ってはいけないよ。」
そう言って
兜は掛けていた細い眼鏡を引き上げた。
そこは、長い間使われてない場所。
傷んだ屋根からは月明かりが差し込んでいた。
射し込む光に照らされた二人の男。
帯斗を襲撃した二人の男はそこにいた。
「村上帯斗!
奴は俺にやらせてくれ。」
背の低い方の男、
一琵は息を荒立てて、
もう一人の男、兜に叫んでいた。
「ハハ。君は彼が憎いようだね。
・・でも、ダメだよ。
僕達には、他にもやらなくてはならない事が沢山ある。
いいかい。
『依頼人』を裏切ってはいけないよ。」
そう言って
兜は掛けていた細い眼鏡を引き上げた。