PsychoCabala〜第7の男〜
徹夜は、
帯斗にすがるように叫んだ。



「あの時、
あの記憶が無くなった時!
あれから、
僕の体が言う事を聞いてくれないんだ!


助けてよ!
帯斗くん!
頭が・・・・
燃えるように熱い!」



徹夜は帯斗の間合いまで一瞬で近づいた。



そして、
徹夜は右手で
帯斗の首筋を高速で掴んだ。



まずい!



帯斗は後ろの壁に片足を固定し、
一気に壁を蹴り上げた。



体は宙を舞い、
帯人は徹夜の頭の上を
一瞬にして飛び越えた。


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