PsychoCabala〜第7の男〜
片膝を付き着地した帯斗は呼吸を整ていた。



徹夜はゆっくり振り替えると。



口からヨダレを垂れ流した。



帯斗は徹夜を睨み付け



「なんだよ。
こんなのパターンにねーよ。」



と呟いたが。



すでに徹夜の耳には入らず
目は完全に白眼をむいていた。



それでも尚、
こちらに歩き出す徹夜に
帯斗は二本の指を額に当て

呪文を唱え出した。



そこへ1人の女子生徒が通りかかる。



帯斗はそれに気付き焦った。


なりふり構わず叫んでいた。



「リカぁ!来るなー!」

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