PsychoCabala〜第7の男〜
それは、
帯斗が部に来ない為、
昨日の話しが気になっていたリカが
教室まで様子を見に来たのであった。



リカは扉をあけると
目の前の光景に唖然とした。



「へっ?なに、
この子・・・」



教室に入って来たリカに
徹夜は気付いた。



動く物を無差別に攻撃するかの様に
ゆっくりと振り替えり
リカの方に近づいた。



立ちすくむリカに
徹夜は容赦無く手を伸ばした。



「くっ!」



リカは思わず声を出して、目をつむった。



緊迫した空気の中
突然、徹夜の動きが止まった。



!!!?



それはまるで人では無く、
『物』が
勢い良く落ちる感じだった。



徹夜はリカの目の前で崩れ、
床に倒れ込んだ。



その後ろには
目の前に右腕を付き出した。

村上帯斗が立っていた。
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