恋するキモチ
「俺の足、今、こんなだし、練習できないから、テスト勉強がんばっちゃおっかなーなんて考えてんの」
「また、一緒に英語やる?」
恐る恐る聞いてみる。

「いいや、今回は自分一人でやってみる」

徹平が右手を挙げた。
わたしも右手を挙げると、徹平はパチンとわたしの掌を叩いて、自分の席に戻って行った。

いつものハイタッチ。

でも
なんか
違う気がする。

徹平が少し変わった気がした。



わたしも変わらなきゃ。

徹平に追い付けない。
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