恋するキモチ
「先生、起きてくださいって。もう家ですよ」
七瀬はシートベルトを外し、少しだけ松坂の方へ体を寄せた。
そして、耳元で話しかける。

ちょっとは聞こえるかな?

「ん…ななせ、せんせい??」
起きた?
寝言?

少し松坂の体が動く。
その瞬間…。


ひやぁあああ!




松坂先生が




私を

抱きしめた。
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