恋するキモチ
「もう大丈夫だって。先生、今までお弁当ありがとうございました」

ペコリと頭を下げる徹平。

「よかったね。あとは足が治ればまた走れるね。この前の貸しは、走って返しなさいよ」
「はい!」

二人で並んで車に乗る。

へんな関係…かなあ。
大丈夫だよね…?
教師と生徒だし。


ふと時計を見ると、二時を過ぎていた。
「ご飯食べていこうか。おなか減ったよね」
「いいんですか?やったあ!」
なにがそんなに嬉しいんだか…。
若いって、いいね。

「先生、何笑ってるの?」
「別に」

だって
徹平くん見てると
笑けるんだもん

私にも17歳の時は
あったのに

でも
徹平くん見てると
楽しいの
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