恋するキモチ
俺はベットにうつむいて泣いている七瀬先生の方に少しだけ近づいた。

膝で歩いて、静かに近づいた。


そして、無意識のうちに、手が泣いている七瀬先生の頭をなでる。

反射的に顔を上げた七瀬先生と目が合った。


気づいた時には、俺の腕が七瀬先生を抱きしめていた。
七瀬先生の顔が右肩に当たる。
Tシャツが涙で濡れるのを感じる。


触れたい。
触れていたい。
守りたい。
守っていたい。
単純にそう思ったんだ。

俺は
先生のことが
好きだって
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