恋するキモチ
「明梨、徹平くんと喧嘩でもしたの?」
「別にしてないよ」

「そう?なんか二人とも避けてるみたいだよ」
「そうかな」

まだ真未にも言ってない。

でも、もうわたしの心は限界だ…。
たった一日で、もう限界だった。


「真未…」
「どした?」

「わたし、どうしたらいい?どうしたらいいのかわからないの…」
今まで溜まっていた涙が一気にあふれてきた。


拭いても拭いても涙が止まらなかった。



二年分の思いの分だけの涙があふれ出た。

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