恋するキモチ
---------------

あれから二年…



「ねえ、今度の誕生日は、お父さん仕事休みなの?」

「どうだろう、聞いてないし、別にオヤジいなくても構わないよ。そんな年じゃないでしょ」
そう言って、徹平は笑い飛ばす。

その笑顔が、わたしの心をキュンとさせる。


テッペイハ

キヅイテ ナイヨネ



次の誕生日で、徹平は17歳。
わたしたちは17歳になる。
徹平と出会ってから、2年間が経つ。


彼の家は父子家庭で、お父さんが出張ばかり。
だから、この二年間、徹平の誕生日会は、うちでしてるんだ。

こんなに
素敵なことって
ある??


ウンメイニ

ココロカラ

カンシャ シテマス
< 19 / 267 >

この作品をシェア

pagetop