恋するキモチ
「徹平くんさ、なんか誤解しているようですけど、私はあなたのこと、これっぽっちも思ってないんですけど。分かる?」

これは冷たい態度で
責めるしかないな。

七瀬は淡々と話しかける。
一瞬、徹平の顔から笑顔が消えた。


「先生」

「俺、先生が松先のこと好きでもいいんです。俺、松先の変わりでもいいから。七瀬先生が笑ってくれたら、それでいいから」


松先の変わりって
あなたはあなたじゃない
変わりなんて
そんなこと
言わないでよ…
< 201 / 267 >

この作品をシェア

pagetop