恋するキモチ
「篤朗」
「なんだよ」
後ろから俺は声をかける。
「お前の好きな人って誰?」
「急になんだよ。俺のことはほっとけよ」
篤朗は振り向きもしない。
「俺、お前の恋、応援してやるから」
「マジでほっとけって。もう、急に色気づくなよ」
「なんでそんなに怒るんだよ」
「うるせーよ。今後、絶対に応援するとか言うな。言ったら友達やめるからな」
篤朗はどんどん自転車の速度を上げ、帰ってしまった。
篤朗?
一つほっとすると
また一つ悩みができて
ごめんな、篤朗。
お前の気持ち、察することができなくて。
俺たち親友のはずなのに。
「なんだよ」
後ろから俺は声をかける。
「お前の好きな人って誰?」
「急になんだよ。俺のことはほっとけよ」
篤朗は振り向きもしない。
「俺、お前の恋、応援してやるから」
「マジでほっとけって。もう、急に色気づくなよ」
「なんでそんなに怒るんだよ」
「うるせーよ。今後、絶対に応援するとか言うな。言ったら友達やめるからな」
篤朗はどんどん自転車の速度を上げ、帰ってしまった。
篤朗?
一つほっとすると
また一つ悩みができて
ごめんな、篤朗。
お前の気持ち、察することができなくて。
俺たち親友のはずなのに。