一球に込める想い
その事態に、各コートのレギュラーの目が耀葉へと集中する。


しかし耀葉は、そんな事お構いなしに水を飲みに校舎へと消えていく。


「・・・あの子、斉藤耀葉だっけ?やるねー。今年は一年の中からもレギュラーでるかもな。耀葉以外の三人の一年も二回戦で、突破だ。しかもレギュラー相手に・・・。」


二年レギュラー計算プレーの朝晴が言うと、志貴はニィと笑った。


「楽しくなりそうだ。」


そう呟くと、志貴はコートへと消えていった。

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