HANABI

ということは。

出席番号が一番早い、旭…ってことになる。


「うぃーっす」

ダルそうな声とともに、旭が隣の席に座る。


「ヒロヤ近いな!!」

「おう」



「はい、静かにしろ! じゃあこの席決定だ!! 先生面倒くさがり屋だから、席替えとかもう滅多にしないから。はい、文句ないな!」


「え~~~~!!」


席替えがないなんて面白くないな。
何ヶ月かしたら、今の席、飽きるし。

しかも隣は、全く話したこともない旭颯斗。
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