HANABI
「早速だけど、二時間目は席替えするから。じゃあ、一時間目おわり!!」

先生の声とともに席を立つ生徒。


「優花〜、席めっちゃ離れたら悲しくない?」

「今の席で良いのにね。マミ近いし、窓際だし」

「窓際いいよね」

「何か落ち着くよね!! マミ最近どうなの?」

…好きな人と。
という意味をこめたことに、マミは素早く気づいた。


「えっ!!」

マミの目がキラキラ輝いた。
輝かせた目で斜めうしろを振り向くマミ。
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